正しい仏壇の選び方

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もはやインテリア・家具調仏壇

家具調仏壇は、都心部における普及率が高い、扉を閉めれば一見して仏壇とは分からないような家具調の仏壇です。洋式の生活にも合うように作られているものが多く、伝統的な宮殿や欄間、障子などが作られることはほとんどありません。モダンなデザインが多いため、モダン仏壇などと呼ばれることもあります。
 家具調仏壇は職人の手が必要となるような手間をかけないため、海外で作られるものも多く、比較的安価に購入することができます。海外では中国・インドネシア・ベトナム・タイなど、仏壇を置かないお国でも作られます。日本産の場合は、唐木仏壇の産地で作られるものが比較的高価で、その他は家具の産地である場所各地で作られています。仏壇の造りそのものに、宗教的な特徴はなく、どの宗派であっても使うことができるのが、家具調仏壇のメリットです。
 また、多くの家具調仏壇は、台付きとなっていて、下部に仏具をしまえるようになっています。仏壇の特徴である須弥壇に使い段が、比較的高い位置にあるため、正座することの難しい人でも椅子に座ってお勤めできることがメリットといえるでしょう。中には、下部に椅子を収納した物もあります。
 こうした家具調仏壇は宗教色が薄いため、家族が集まるリビングに設置しやすく、設置型のクロゼットのように見えるため、お客様がいらした場合は扉を閉めてしまうことが多いようです。仏壇の閉めっぱなしは、仏壇を粗末にすることに繋がる場合もありますので、泊まりのお客様がいらした場合でも、できるだけ仏壇と向き合うようにしてください。  

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